さまざまな矯正治療
成人矯正治療メニュー

セラミックブラケット(インビュー)
歯の色に自然にマッチし、光沢のあるセラミックの装置です。歯の色になじんで目立ちにくいので審美性に優れています。当院では、このセラミックブラケットに、目立ちにくい「ホワイトワイヤー」や「ゴールドワイヤー」を合わせてさらに自然な見た目に仕上げています。

プラスチックブラケット
透明なプラスチックでできたブラケットです。前歯や笑った時に見える部分の歯につけます。メタルブラケットに比べて目立たないので、審美性に優れています。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明で取り外し可能なマウスピース型の矯正装置です。当院では、インビザライン社の認定を受けた「インビザラインドクター」が治療を行っています。透明な装置ですので、装着時はほとんど目立たず、大切な外出やお食事の際は取り外せます。コンピュータを用いて作成されるマウスピースを約2週間ごとに付け替えて、徐々に歯列を動かします。

歯科矯正用アンカースクリュー
ピアスほどの大きさの小さなネジです。矯正治療で「動かしたくない歯」がある場合や、従来で困難な歯の難しい移動を行う場合に使用します。
骨にネジを取り付けて、固定源として使う方法です。前歯をひっこめたい方や、なるべく歯を抜かず治療したい方に適しています。部分麻酔のみで短時間で付けられ、半年から1年程で簡単に除去できます。
部分矯正(MTM)
歯にクラウンやブリッジなどを入れる治療の際に、歯の位置や角度が悪いため入れられない場合があります。その場合、部分的に矯正して適切な歯並びを作り、治療を可能とするための矯正治療です。

リテーナー(保定装置)
矯正装置によって歯や顎の移動が完了したあと、歯が元に戻らないように固定させる装置をリテーナーといいます。取り外しできるものか、人から見えない歯の裏側に貼り付ける装置です。取り外し式の装置の場合、矯正治療後1年間は1日中、2年目は夜間に装着していただき、3~4か月の間隔でメンテナンスにご来院いただくのみで構いません。
未承認医療機器の使用について
●未承認医薬品等の使用・国内の承認医薬品等の有無について
(未承認医薬品等の使用)
当院で使用していますマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、日本国薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であり、日本国歯科技工士法上の矯正装置にも該当しません。そのため、万が一海外カスタムメイド矯正装置使用中に違和感等ございましたら、すぐに当院までご連絡をお願いします。
装置は、日本で歯科医師・歯科技工士が製作するのではなく、海外の工場でロボットにより製作されます。カスタムメイドの矯正装置であり、既製品ではないため(市場流通性がありません)、薬機法の対象となりません。薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。その点ご了承ください。
(国内の承認医薬品等の有無)
マウスピース型カスタムメイド矯正装置のメーカーは国内外に多数あります。インビザライン®以外に、日本国で承認を得ている矯正装置を用いた治療法が存在します。
※上記の趣旨をご承知の上、使用を希望される場合には同意書の記載が必要となります。
●入手経路について
当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。当院はインビザライン®を用いた治療システムを、米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。
●諸外国における安全性等の情報
インビザライン®は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていて、これまでに治療を受けた患者さんは、世界で520万人(2018年1月時点)に上りますが、重大な副作用の報告はありません。ご不明点等ございましたら一度ご相談ください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さまの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。 - 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。